旭川市小児科 医療法人社団 土田こどもクリニック


予防接種(ポリオ不活化ワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチンなど)の講演会にて(5)


「ワクチンは接種可能な年齢に達したら、すぐに接種しましょう!」と、前回のブログでお話いたしましたが、そのためには早くからワクチンの同時接種を進めてゆく必要があることを、講演会では強調されていました。

 まず同時接種の利点ですが、1)病気にかかる前の予防のために、1歳前の赤ちゃんの早い時期から、複数の感染する病気に対しての免疫を付けることができる(病気にかかりにくくすることが出来る)。2)ワクチン接種のために、病院を受診する回数を減らすことで、お母さんやお子様の負担を軽くすることが出来る。3)心臓病や神経の病気などの慢性的な病気を持っているお子様は、感染する病気にかかると重くなりやすいのですが、このようなお子様に対しても、体調の良い時期を見計らって複数の免疫を付けることが早めに出来る。 などがあります。
 また、同時接種することに対しての心配や疑問の中では、
1)有効性が劣ることはないのか?ということが心配されますが、一度に複数のワクチンを接種しても、その後の他のワクチンの間隔をしっかり守れば、同時接種のワクチンの有効性は単独の接種と比較しても同じぐらいの有効性が認められています
2)同時接種を行うことにより、単独の場合に比べて安全性が劣ることはないのか?ということも、一時期の新聞報道などで皆さんもご存知でしょうが、これに関しても同時接種によって副作用の回数や重さが増えることは認められておりませんので、安心して同時接種を行うことができますね。
 全国の小児科医で組織されています「日本小児科学会」でも、ホームページにはワクチンの同時接種のスケジュールが載っていますが、BCG、ロタワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、ポリオワクチンなどは、赤ちゃんの早い時期に同時接種を進めてゆくスケジュールになっていますので、是非参考にしてみてください。



 



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