予防接種(ポリオ不活化ワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチンなど)の講演会にて(6) |
前回のブログでは、ワクチンの同時接種についてお話いたしましたが、
今回はその同時接種をする場合でも単独接種の場合でも、ワクチンの間隔が空いてしまった場合はどのようにしたら良いかについてお話したいと思います。
まず基本的な考え方として、不活化ワクチン(ポリオ不活化ワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチンなど)では、最初に複数回(2ないし3回接種します。ワクチンの種類によって違います)を接種すると初回免疫が完了します。
その後多くのワクチンでは6ヶ月以上の間隔をあけて追加免疫をすると、これで基礎免疫が獲得されます。
この時の初回免疫は、数回接種する場合の接種間隔がそれぞれ決まっていますが、もし体調不良などの理由で、決められた時期に次のワクチンの接種ができない場合でも、しっかりと予定の回数を接種することが大事です。
必要なトータルの接種回数を完了してあげてください。
そして先ほどお話しましたように、追加免疫は一定の期間(多くは6ヶ月以上)の間隔をあけて接種してください。
これは、今まで触れていましたポリオ不活化ワクチンも同じです。
最後になりますが、このようなワクチンは日本の国が予防接種法で定めていますワクチンと、世界的にWHO(世界保健機構)が推奨しているワクチンがあります。
ちなみに日本の予防接種法の対象ワクチンは三種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日咳)、BCG、ポリオワクチン、MR(はしか、風疹)ワクチン、日本脳炎ワクチン、インフルエンザワクチンです。
またWHOが推奨しているワクチンはBCG、B型肝炎ワクチン、ポリオワクチン、三種混合ワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、ロタワクチン、子宮頸がんワクチンが有ります。
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