旭川市小児科 医療法人社団 土田こどもクリニック


「地域医療と予防接種~ワクチンがもたらす恩恵~」のセミナーに出席して:その3



2月4日(土)のセミナーの後半のパネルディスカッションでは、前出の渡辺先生と山口先生に加えて、札幌のすえおかこどもクリニック院長の末岡先生も「定期接種の現状と課題」と題して講演されました。

日本の定期接種は、現在はBCG、ポリオ(生ワクチン)、三種混合(百日咳、ジフテリア、破傷風)、MRワクチン(はしか、風疹)、日本脳炎(北海道以外の地域)だけで、進国の諸外国に比べてかなりワクチンの接種の回数も種類も少ないことを問題点として挙げられていました。

他の先進国では、日本では任意接種(この"任意"という言葉も、小児にとって必要なワクチンであるにも関わらず、接種に消極的なニュアンスがあるので、好ましくないとのコメントです)になっている水ぼうそうワクチンやおたふくかぜワクチン、B型肝炎ワクチンなども全員が接種するようになっていますし、

はしか・風疹・水ぼうそう・おたふくかぜの4種類のワクチンも小児の間に2回接種するなど、日本とは比較にならないほど多数のワクチンを小児の間に接種して、ワクチンで予防できる病気はしっかりと予防してゆくような政策が、未来ある子供たちを守るためにその国の政府の責任として取られています。

日本でも早く、このようなワクチンで予防できる病気が、国の予算をしっかりと組んで、国民の全員が無料で接種出来るようにして、ポリオのように無くなる病気になるように、皆さんで頑張って発言して、行動して、子供たちのために明るい未来にしてゆきたいですね。



 



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