旭川市小児科 医療法人社団 土田こどもクリニック


Q.薬の飲ませ方


■親は、薬を与える事の重要性を充分認識したうえでお子さんに接する事が大事です。

■お話が理解できる年齢のお子さんには、はじめに薬を飲む事の必要性をしっかり説明してあげる事が大切です。

■薬は、指示された量と回数を守りましょう。

こども用の薬は、基本的に胃を荒らす心配は少なく食後内服薬でも特別な指示がなければ空腹時少量の水分を与えた後に飲ませて構いません。

■胃腸症状(嘔吐)が強い時、咳でむせて吐いてしまう時には工夫が必要です。

*少量の水分でも摂取できればその後に飲ませてみましょう。(食事前でも構いません)

*分割して、少量ずつ飲ませてみましょう。

*内服後30分は飲食を控えましょう。

*どうしても薬が飲めないときは、主治医に相談しましょう。

授乳期のあかちゃんの場合
*ミルクに薬を混ぜない方が良いでしょう。(ミルクが嫌いになることがあります)
*授乳後、ゲップといっしょに吐いてしまう事があるので排気をしてあげましょう。(背中をやさしくトントンたたき飲み込んだ空気を出します)あかちゃんの胃腸機能が未熟な為逆流したミルクが口からダラダラ 出てくる生理現象があります。(いつ乳)このようなことが起きやすいので、お薬を与える時は授乳前後30分位はあけるようにしましょう。
*薬を飲ませた後しばらくは抱っこ等、上体を高くしておくと良いでしょう。

■保育所に通園されていて1日3回の規則的な内服が不可能な時、2回目の内服時間に合わせて3回目の内服時間を遅くする等、時間調整しましょう。(薬の間隔は最低4〜5時間以上あけてください)

■親は薬の味を知っておきましょう。苦味の強い薬の場合は、苦味を軽減させる工夫をしましょう。(食品に混ぜる、挟む、のせる・・・)


*相性の良い食品
・マクロライド系抗生物質(クラリス・・) 例:練乳、アイスクリーム、チョコクリーム、プリン

・抗ウイルス剤タフミル 例:チョコアイス、いちごヨーグルト、ココア、スポーツ飲料

*全体的に苦みが増す傾向にある食品 例:果汁ジュース、スポーツ飲料、乳酸飲料、ヨーグルト


*注意事項
・味覚には個人差があります、親が味見をしてから少量ずつお子さんの反応を見て与えて下さい。

・食品と混ぜた薬は時間の経過で品質が変わる可能性があるため保存する事はできません。小まめに一口ずつ混ぜて与えてください。

■薬が飲めた時は、しっかりとほめてあげてください。

■薬がどうしても飲めない時は、主治医、スタッフに遠慮なくご相談ください。



 



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