旭川市小児科 医療法人社団 土田こどもクリニック


小児科学会の北海道地方会にて(1):小児喘息、胃腸炎(ロタウイルス、ノロウイルスなど)についての演題


昨日、札幌で小児科医の学会が開催されました。日本小児科学会北海道地方会という、全道の小児科医が集まった学会です。小児喘息や胃腸炎(ノロウイルス、ロタウイルス)、溶連菌感染症、湿疹、薬物誤飲などの演題が発表されていました。
小児喘息の演題は、ステロイド薬の吸入のお薬についてのお話でした。子どもさんで使用できるステロイド剤の吸入の薬は何種類かありますが、今回は1日2回使用のお薬から別の1日1回の使用のお薬に切り替えた結果でした。検査所見ではやや違いがあるものの、効果のほどは同じような結果だということでした。

ノロウイルスやロタウイルスによる胃腸炎の演題は、胃腸炎のときに起こるけいれん発作や脳炎・脳症についてのお話でした。発表された札幌の病院に入院した胃腸炎のお子さんで一番多かったのはロタウイルス胃腸炎で、全体の約半分近くを占めていました。二番目に多かった胃腸炎はノロウイルス胃腸炎約10%近いお子さんでした。胃腸炎で入院されたお子さんの3人に2人はこの2つのウイルス性胃腸炎でした。そしてあまり保護者の方には知られてはいませんが、胃腸炎でけいれんや意識がおかしくなることはそれほど稀ではなく、今回の演題でも入院した20人に1人以上のお子さんで、このような症状があり、治療が必要だったということでした。胃腸炎の時には脱水症状だけではなく、けいれんなどの症状にも気を付けなければならないですね。




 



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