お子さんの薬物誤飲・誤使用に注意! |
先週の土曜日は、旭川市の小児科救急当番医でしたが、受診された方の中で「大人用の薬を誤って小さなお子さんに使用した!」とのことで来院された方がいらっしゃいました。
1才のお子さんに成人用の解熱剤(熱さまし)の座薬を間違って使ってしまったのですが、幸いに座薬をお尻に入れてからは半日以上たっていても特に診察上は異常が有りませんでした。
大人用の熱さましですので、小さなお子さんに使用すると中には低体温でショックを起こすこともある薬でした。
そのお子さんは来院時は元気でしたが、大量使用時の他の副作用として肝臓や腎臓に障害を起こすこともあるので、念のため入院できる病院で診てもらうことになりました。
今回の例だけではなく、救急当番や日常の小児科の外来では、お薬を間違って使用したり、お子さんが勝手に近くにあるお薬を飲んでしまって救急で来院される方は、保護者の方が予想されている以上に多いですので、ご家庭でのお薬の管理などをしっかりとしてあげて下さい。
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