6歳未満の小児において、38°C以上の発熱にともなって起きるけいれんです。急な発熱の前後に起きるひきつけで、検査をしても髄膜炎や脳炎、代謝異常などの基礎疾患が見られない場合にこの病名がつきます。
【楽な姿勢で】
【吐くと危ない】
【けいれんの様子を覚えておく】
【あわてない、あわてない】
*症状
・目の向き
・顔色
・呼吸の状態
・手足の動きや左右差
・体温
初めての発作時は、どなたも病院に受診されると思いますが、一度熱性けいれんと診断がつきましたら、発作の度に受診する必要はありません。ただし、以下のような時には単純な熱性けいれんではない場合もありますので、病院を受診してください。
*けいれんが10分以上続いてとまる様子がない時。
*1日に2〜3回以上けいれんが起こる時。
*いつものけいれんと違う時(けいれんが終わった後も意識が戻らない、呼吸状態が悪い、応答や姿勢がおかしいなど)
再発の可能性の高いお子さんには、病院からひきつけ止めの座薬が処方される場合があります。熱性けいれんは熱の上がりはじめから24時間以内がおこりやすいといわれています。発熱にきづいたら、1回目のけいれん止めの座薬(商品名:ダイアップ)を入れ、発熱が続くようでしたらその8時間後にもう一度座薬を使用します。2回使用することによって、けいれんを抑える効果は8時間持続し、熱が続いても発作の起きる可能性は低くなります。熱さましの座薬はダイアップを使用後30分くらいあけて使いましょう。
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*少量の水分でも摂取できればその後に飲ませてみましょう。(食事前でも構いません)
*分割して、少量ずつ飲ませてみましょう。
*内服後30分は飲食を控えましょう。
*どうしても薬が飲めないときは、主治医に相談しましょう。
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*ミルクに薬を混ぜない方が良いでしょう。(ミルクが嫌いになることがあります)
*授乳後、ゲップといっしょに吐いてしまう事があるので排気をしてあげましょう。(背中をやさしくトントンたたき飲み込んだ空気を出します)あかちゃんの胃腸機能が未熟な為逆流したミルクが口からダラダラ 出てくる生理現象があります。(いつ乳)このようなことが起きやすいので、お薬を与える時は授乳前後30分位はあけるようにしましょう。
*薬を飲ませた後しばらくは抱っこ等、上体を高くしておくと良いでしょう。
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*相性の良い食品
・マクロライド系抗生物質(クラリス・・) 例:練乳、アイスクリーム、チョコクリーム、プリン
・抗ウイルス剤タフミル 例:チョコアイス、いちごヨーグルト、ココア、スポーツ飲料
*全体的に苦みが増す傾向にある食品 例:果汁ジュース、スポーツ飲料、乳酸飲料、ヨーグルト
*注意事項
・味覚には個人差があります、親が味見をしてから少量ずつお子さんの反応を見て与えて下さい。
・食品と混ぜた薬は時間の経過で品質が変わる可能性があるため保存する事はできません。小まめに一口ずつ混ぜて与えてください。
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