- 2013年2月21日 10:59
- 子どもの病気
旭川では寒さがまだまだ続いていますが、1月下中旬ころから流行りだしてきたインフルエンザA型の流行もだいぶ治まってきましたが、代わりに最近の外来診療で目立ってきたのが、溶連菌感染症です。インフルエンザと同じく発熱やのどの痛みで症状が始まりますが、その後はインフルエンザでは咳や鼻水が多くなってくるのに対し、溶連菌感染症ではあまり目立った咳や鼻水は出てきませんので、症状が出てから何日か経っていますと見分けがつきやすいのですが、症状が出てすぐその日などでは判別がつきにくいこともあります。
中には、発熱と咳と鼻水、そしてのどの痛みで受診され、疑わしいので念のためインフルエンザの検査と溶連菌感染症の検査をした結果、両方の感染症にかかってともに治療が必要な方もいらっしゃいます。
溶連菌感染症は毎年、新学期が始まる暖かくなってきた春先から流行ってくることが多いのですが、今年はこの時期でやや溶連菌感染症の方が多くなってきたようです。感染の拡大を防ぐために、インフルエンザと同じく登校・登園停止などの対処が必要になりますので、お子さんにこのような症状が出てきたときには気を付けてください。
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- インフルエンザの代わりに溶連菌感染症も流行ってきましたね from 旭川市小児科【土田こどもクリニック】