Home > Archives > 2012年4月 Archive

2012年4月 Archive

予防接種(ポリオ不活化ワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチンなど)の講演会にて(4)

前回までのブログでは、ポリオ不活化ワクチンについてお話いたしましたが、今回の講演会では、他にもヒブワクチンや、肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、MRワクチンなどについてのお話がありました。


 まず、ワクチンの接種時期に関するお話では、「接種可能な年齢に達したら、なるべく早い時期に接種を行うこと」です。

感染症という病気に対しての予防手段であるワクチンは、そのお子さんが病気に罹ってひどくなる前に接種してこそワクチンの効果があります。

何を当たり前のこととおっしゃる方がいらっしゃるかもしれませんが、外来でよく見かけるのは、保育所などで早い時期に集団生活に入りますと、それこそいつ水ぼうそうやおたふく風邪にかかってもおかしくはありません。

かかってしまったお子さんを持つ保護者の方から、「そのうち、ワクチンを接種しようと思っていたのに・・・・」という言葉がよく聞かれます。やはり「ワクチンは、かかる前に接種する!」ですね。

 特に、細菌性髄膜炎や敗血症など、かなり重い病気は生後3か月から6か月頃より目立って多くなってきます。

そのため、これらの病気を予防するヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンは、生後2か月になったらすぐに接種しましょう! 

また、最近発売されたロタウイルス胃腸炎に有効なワクチンは生後6週から接種が可能です。

ロタウイルス胃腸炎も患者さんの8割以上が2歳未満のお子さんです。

このワクチンもほかのワクチンとの同時接種が出来ますので、生後2か月の時にヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンと同時に接種されるお子さんも多いです。

このロタウイルス胃腸炎に有効なワクチンは、今年中に2種類のワクチンが接種可能になります。

マーク.jpgのサムネール画像

予防接種(ポリオ不活化ワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチンなど)の講演会にて(3)

前回のブログでは、ポリオ不活化ワクチンの4価のワクチン(ポリオ不活化ワクチンと三種混合ワクチンの混合ワクチンです。合わせて4種類(4価)のワクチンです。)の接種スケジュールについて触れましたが、本日の新聞では厚生省の発表で、単独のポリオ不活化ワクチンの接種スケジュールが示されていましたね。先週の水曜日の講演会でも、新聞報道と同じような予防接種スケジュールの話がありました。

 その時のお話では、「経口の(飲む)ポリオワクチンからポリオ不活化ワクチンへの移行期にポリオワクチンは何回接種するか?(案)」と題しまして、ポリオの免疫をつけるだけの予防接種スケジュール(これには、三種混合ワクチンとの組み合わせは考慮されていません)となりますと、以下のような接種スケジュールが組まれます。

 1)経口のポリオワクチンをすでに2回飲んだお子さん

                ・・・追加の接種は不要

2)経口のポリオワクチンを1回飲んだお子さん

                ・・・ポリオ不活化ワクチンを3回接種

3)経口のポリオワクチンを1回も飲んでいないお子さん・・・ポリオ不活化ワクチンを4回接種


そして不活化ポリオワクチンの2回目と最終ワクチン接種との間隔は6ヵ月以上あけることが望ましい、と話されていました。


あと残る問題点としまして挙げられていたのは、定期接種(国の法律で予防接種が行われるもの・・BCG、三種混合、MRワクチンなど)の経口ポリオワクチンからポリオ不活化ワクチンへの切り替えを、一斉に不活化ワクチンに切り替えるか?(一斉切り替え型)。それとも経口のポリオワクチンも残しながら、並行して不活化ワクチンも接種するか?(継続重視型)になります。外国で経口のポリオワクチンから不活化ワクチンに切り替えた国は色々ありますが、国によってそのスケジュールが違い、日本が今後どのような切り替えをするかも気になるところです。

予防接種(ポリオ不活化ワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチンなど)の講演会にて(2)

  • Posted by: tsuchida
  • 2012年4月21日 12:49

一昨日のブログにて、ポリオ不活化ワクチンについてお話いたしましたが、

早速昨日の新聞各社に、「一種類のポリオ不活化ワクチンが承認されたので、今年の9月から定期接種に(無料で、日本中の全員のお子様に接種することが出来る予防接種です)使用する準備を進めている。」との記事が載りましたね。

 ここで詳しくご説明しなければならないのは、今回承認されたワクチンは、数種類あるポリオ不活化ワクチンの一種類だということです。

実は、今現在承認待ちも含め、ポリオ不活化ワクチンは、3種類のワクチンの種類があります。

今回のワクチンはそのうちの「ポリオ単価(単独)ワクチン(サノフィパスツール社製)」というワクチンで、ポリオ単独に対してのワクチンです。そのほかの承認待ちのポリオ不活化ワクチンには、ポリオ+三種混合(百日咳、ジフテリア、破傷風)ワクチン(4価(混合)ワクチンと言います)が有ります。

将来的にはこの4価ワクチンが主流になるかと思われます。何故かというとこのワクチン一本でポリオと今までの三種混合ワクチンがカバーできて、一回の接種で済むからです。


それでは、この両者のワクチンをどのように使い分けるかということになりますが、まだ一回も三種混合ワクチンを接種していないお子様は、この4価ワクチンを4回接種することにより今までの3種混合ワクチンは接種しなくても済むことになります。


もうすでに何回か三種混合ワクチンを接種していて、ポリオワクチンは接種していないお子様は、この4価ワクチンを複数回にわたり接種すると、接種した部位の腕の腫れなどの副反応が強く出やすくなるため、4価ワクチンは接種せず今回承認された単価ワクチンを接種する方が望ましいことになります。

 

以上のことから、他のワクチンも含め今までのワクチンでは年齢によりワクチンの回数が違うだけでしたが、ここでお話した数種類のポリオ不活化ワクチンは年齢により、そして三種混合ワクチンをすでに接種しているかいないかによって、使用するワクチンの種類も回数も異なるため、そのお子様に合ったポリオ不活化ワクチンと回数を考えなければなりませんので、接種する前などに、詳しく医療機関で説明を受けた方が良いでしょうね。

t_04.gifのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像

 

予防接種(不活化ポリオワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチンなど)の講演会にて(1)

昨日、旭川小児科医会主催の講演会が行われ、「予防接種の現状と展望~定期・任意接種と新しいワクチンの動向~」と題して、川崎医科大学小児科学教授の中野先生にお話をして頂きました。

 種々のワクチンについての内容でしたが、特に最近のトピックスとしては、不活化ポリオワクチンの情報を述べられていました。会場は小児科医、内科医、看護士、自治体関係者などで70人以上の方が出席され、皆さんの関心の高さが表れていました。

 不活化ポリオワクチンについては、先生のお話では、今月下旬にでも厚生労働省から、今年の秋のポリオワクチンの接種に向けて、不活化ポリオワクチンを開始する具体的な時期や、ワクチン接種スケジュールの決定があるようです。

 ほとんどの自治体では、春と秋の2回に集団もしくは個別にポリオワクチンを接種していますので、今年の春はもう間に合いませんが、秋には間に合うようにワクチンの認可が進んでいるようです

ここで問題になりますのが、今までの飲むポリオワクチンをどの程度接種しているかによって、秋のワクチン接種スケジュールが変わってきます

例えば、試案として決定ではないですが!飲むポリオワクチンを既に2回接種しているお子さんは、もう不活化ポリオワクチンを接種しなくても良いか?とか、1回だけ飲むポリオワクチンを接種したお子さんは、不活化ポリオワクチンをこれから3回接種し2回目と3回目の間隔は6か月以上空けることにするか?とか、今までにポリオワクチンを飲んでいないお子さんは、不活化ポリオワクチンを4回接種するか? などの様々な場合を想定して、ワクチン接種のスケジュールを考えなければならず、この事は今までのワクチン接種には無かった事ですので、保護者の方への説明とご理解がかなり必要でないかと感じられました。

 

 

さらに今回の不活化ポリオワクチンで認可されて発売されるのは、1種類だけではなく数種類のワクチンが認可・発売される予定ですので、これらを踏まえたワクチン接種のスケジュールの立て方が必要になります。この点につきましては、次回のブログにて触れたいと思います。

t_02.gifのサムネール画像



日本外来小児科学会春季カンファランスに参加してきて(4)

春季カンファランスの午前中のセッションの、「診察室の外の子ども達」の3番目の招待講演では、「子どもたちの健康問題と学校保健の役割~Health Promoting School を目指して~」と題して、帝京短期大学教授の宍戸洲美先生が講演されました。

宍戸先生は、ご自身が、医療関係のお仕事から始まり、養護教諭を経験され、現在は短期大学で養護教諭を目指す学生さん方に教育をされているお立場から、「学齢期の子どもたちへの健康問題のとらえ方」、「学校保健への取り組み」、「健康教育の発想に基づいた学校保健活動について」などを講演していただきました。

学齢期のお子さんに対する健康問題は、20年くらい前までは保健室の役割が重要でしたが、最近は不登校、タバコ、性、ストレスなどの問題への対策のために「子どもたちへの健康教育」の機能が重要になってきているそうです。

子ども達の「健康に生きる力」を育てるためには、組織的に子どもを取り巻くより多くの人や関係機関とつながる必要性があり、その活動の核になる人が養護教諭の方々です。子ども達の心身のケアや健康教育、健康相談活動を行なって、子どもたちの健康づくりの計画や実践・評価をする事が、養護教諭の学校保健活動の実際だと話されました。

その内容は、まず子どもを丸ごと受け止め、1)子どもの健康実態を明らかにして、2)子ども自身に働きかけて、健康のケアと教育を合わせて集団的な力を組織して、3)教職員や保護者・地域の力をつなげて・広げて、学校教育を社会に働きかけます。目標は「子どもを健康の主体者に育てる」ことだそうです。多様な人や関係機関を巻き込んで組織的に健康教育を行うのが、養護教諭の学校づくりと話されていました。

 さらに、われわれ学校医の大きな仕事であります、子どもたちへの「健康診断」については、健康診断の主体は子どもたちなので、「受けさせられている健康診断」から、「受けてみたい健康診断」へ発展させるために、1)生活の仕方と健康診断をつなげる。2)子どもの要求で学習環境を見直す。3)健康診断と健康教育をつなげる。ことが重要で、そのために養護教諭と学校医が共に健康診断をする必要性を訴えていました。

 最後に、「子どもを取り巻く人と繋がる~学校保健委員会~」構想にも触れられ、子どもの実態からテーマを決めて協議し、組織ごとに具体的な計画を立てて取り組み、その成果と課題を確認することが重要とはなされていました。そのメンバーは、学校医・学校薬剤師・教職員・保護者代表・子ども代表・地域関係者(児童民生委員、青少年対策委員など)・地域関係機関(保健所、子育て支援センター、保育所、幼稚園、学校、教育委員会など)で、これらの関係各機関が協働して、共に活動してゆくことが大切と講演されました。




北海道保育園保育協議会理事会・総会より~保育園の感染症・予防接種について


昨日の日曜日に、札幌で開催されました北海道保育園保育協議会の理事会に出席してきました。

保育園児の健康管理、感染症対策、予防接種についての、報告並びに今年度の事業計画と、北海道内の保育園を対象に行われた予防接種推進に対するアンケート結果の報告がありました。

保育園保育協議会は全国的な組織で、北海道ブロックもその一つです。

保育園の保育士の方、園長先生、保育園医、幼児保育・教育の専門家などの人々が集まって、保育園児の健康を守るために、お互いに職種の垣根を越えて、情報交換や勉強会を開催して、より良い保育園児の生活を推進してゆく組織です。

今回も保育園における健康問題について、色々な方から意見が出され、これからの活動を確認しました。

最後に、感染症や予防接種に対してのアンケート結果が報告されました。

北海道全体の地域を対象とし、302か所の保育園から回答が寄せられました。目立つのは、保育園では「感染症の手引き2010」を知っている園が65%位あり、活用しているのは88%と高率でした。

しかし水ぼうそうやおたふくカゼ、溶連菌感染症、ウイルス胃腸炎などの感染症にかかった後の「登園許可証」の利用や休ませる期間の認識が十分でない地域もあり、保育園の保育士の方や保護者の方への、感染症の正しい知識とその活用については、出席者の各理事からも、まだまだ改善の余地が十分にあるとのコメントが多数寄せられ、旭川地区でも、保育園や保護者の方への感染症に対する認識をさらに一層進めなければならないと感じました。

 

 

会が終了後、少し寄り道をしてニトリ文化ホールに行き、山下達郎のコンサートを観てきました(*^_^*)

昔懐かしく、楽しんできました。  達郎のアカペラ最高っ!!\(^o^)/

還暦前なのにすごいパワーでしたね。

やはり、ライブはいつ観ても良いなぁ(*´∀`*)

t_01.gifのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像

日本外来小児科学会春季カンファランスに参加してきて(3)


春季カンファランスの午前中の、「診察室の外の子ども達」の2番目の招待講演では、

「子どもの成長を支えるしなやかなネットワークづくりを目指して~学校を支援する各機関に求められていること~」と題して、横浜市教育委員会の主任指導主事の宮生和郎先生が講演されました。

宮生先生は、教育相談や不登校対策に関わられているお仕事を通して、学校生活や子育てに関して保護者や教職員からの相談が増加していること、そしてその解決のためには家庭だけ、学校だけの努力では限界があると話されました。このような状況では、子どもや、家庭や、学校に関わりのあるいろいろな機関(組織)がしなやかなネットワークを作り上げて、連携することが子どもの成長を支える原動力になると強調されていました。

統計からは、不登校やひきこもりは、社会の経済状況が悪化してきた平成8年頃から増加してきており、平成14年以降は横ばいの傾向です。また年齢別で見ると、「中学校1年生のギャップ」14歳の壁」と称されるように、この年齢の子ども達から急激に、不登校や引きこもりが増加しているようです。

この年齢は、内面の自分(自分を見つめ直して、自分をよく知ること)外向きの自分(家族や友達、先生などの周囲の人々に見せる(付き合う)自分)との間に大きなギャップが出来、そのバランスの悪さから、様々な葛藤を引き起こします。その解決のためには、この葛藤を通して自分自身が成長できるように、周囲の人々は、お子さん自身が自分から歩み始めることが出来るようなサポートをしてあげれらるように配慮し、「子どもたちに接する時には、共に遊び、共に考えるような、一体感がる有る成長過程への心理的援助」の必要性を話されていました。

また、「教育は学業だけではない。そしてお子さんには、何をしてあげるかではなく、一緒になって自己をどのように育てるか(育てることが出来るか)が教育の原点である。」と述べられていた言葉が、強く心に残りました。

日本外来小児科学会春季カンファランスに参加してきました(2)

カンファランスの午前中の、園・学校保健勉強会では「診察室の外の子ども達~学校の子ども達が抱かえる問題を考える~」をテーマに、3人の方の招待講演が行われました。


招待講演1では、「ある小学校長のつぶやき~小学校現場の教員、子ども、保護者の様子~」と題して、横浜の市立小学校校長の室井克之先生が、今、学校が置かれている現状について話され、疲弊している現場の状況を、校長会のアンケート結果を交えながら講演していただきました。

学習指導要領の改訂により、小学校では算数、国語、外国語などの13教科と、人権、健康、食、環境、安全などの10項目以上の教育的課題、更に学力向上、体力向上などの向上課題などを教える必要があり、その結果、先生も子ども達も、物理的な時間の余裕が無くなったり、放課後の学校の利用停止などにより、「遊べなくなくなった子ども達、遊ばなくなった子ども達」、「遊べなくなった先生、遊ばなくなった先生」が増加しており、それが最近の20年間で特に目立ってきているようでした。

そして、「事件は現場で起こっている。」という、その現場から、様々な問題点を解説していただいた上で、学校を取り巻く環境としての"特別支援教育"や、"幼稚園・保育所・小学校・中学校の連携"、"地域の評価"の現状と、社会の変化の中で、教員も、子どもも、保護者も、みんなが変わってきており、そのミスマッチによる問題点なども強調されていました。

校長先生による、学校の現場からのお話は、われわれ学校医をしている小児科医にとって、改めて現場を知る上で必要なことであり、明日からの学校医としての取り組みへの重要なお話でした。

 t_04.gifのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像

 

 

日本外来小児科学会春季カンファレンスに参加してきました(1)


今日外来は、今まで多かったインフルエンザの方がほとんど見かけなくなり、代わりに胃腸炎や溶連菌感染症の方が目立つようになってきました。


さて昨日は、横浜で開催された日本外来小児科学会の春季カンファレンスに、当院のスタッフ5名と一緒に参加してきました。

今回は園・学校保健勉強会の開催も一緒でした。


午前中の園・学校保健勉強会では、最初に東日本大震災の被災地である岩手県の、みうら小児科の三浦先生から、「グリーフケアキャンプに参加して~被災地の子どもたちとともに~」と題して、岩手県被災地の子供たちが元気になるよう、悲しみを乗り越える一助となるよう、諸団体と協働して行なった「野外体験活動」について報告して頂きました。

"グリーフケア"とは、大切な人を亡くし、大きな悲しみに襲われている人に対するサポートのことです。

震災のことを忘れ、「素晴らしい仲間」「生きる力」「希望」を実感できるよう、「笑顔で楽しい思い出」を得る場所と時間となるよう、活動されました。


その話の中で、被災地のお子さんは過度にはしゃいだり、人と接触したがるなど、年令に合わない行動が目立ったそうです。

やはり震災後の心の傷が残っており、その解決のために、「とにかく接する」、「一緒に遊ぶ」、「笑顔を絶やさずに接する」ことの重要性を話されていました。

多くの震災の写真とともに、それを乗り越えようとする子供たちと周囲の人々の暖かいサポートに胸が打たれました。

まだまだ震災は終わってはいないことを痛感しました。

マーク.jpgのサムネール画像

カゼのお子さんの少ないこの時期に、予防接種を進めましょう

新年度が始まりまして、約1週間が過ぎようとしています。あれほど流行っていたインフルエンザも、最近の外来ではほとんど見かけなくなり、カゼなどで受診する方もめっきり減ってきているようです。


代わりに、予防接種で受診される方はここ2~3週間くらい多くなってきています。新年度に入りまして、保育所や幼稚園、学校などに新年度用のMRワクチン(はしか・風疹ワクチン)などのワクチンの案内が届き出していることが理由かもしれませんが、とても良いことですね。


ワクチン接種は、時間のある時や状態の良い時に、そのうちそのうち接種しようと思っていると、意外に接種する機会を逃してしまうものです。「思い立ったら吉日」ではないですが、このカゼの少ない比較的混雑していない外来の時期に、是非お子さまのワクチン接種を進めてあげて下さい


当院では、MRワクチン、三種混合(DPT)ワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、水ぼうそうワクチン、おたふくかぜワクチン、ロタウイルスワクチン、子宮頸がんワクチン、インフルエンザワクチンのみならず、B型肝炎ワクチン、A型肝炎ワクチン、日本脳炎ワクチン、狂犬病ワクチンなども接種していますので、詳しくはスタッフまでご質問下さい。


t_04.gifのサムネール画像のサムネール画像



新年度が始まりましたね


 今日から新年度ですね。新たな気持ちで新学期を楽しみにしているお子様も多いことでしょう。


昨日は4月1日の日曜日救急当番医でした。エイプリルフールのせいでも無いのでしょうが、新年度そうそう、小雪が舞い散る寒い日曜日でしたので、救急外来で受診された患者さんの数も、この時期にしては珍しく少なく、120名前後の患者さんの数でした。

やはりインフルエンザが終息気味ということもあり、一時期の流行時期に見られたような外来の混乱は無くなってきたようです。

お子様のはやり病いも、学校や幼稚園がお休みに入りますと流行が下火になりますので、しばらくは落ち着いた外来の感じになりそうです。

ただ、そうはいっても、昨日の救急外来では、まだB型インフルエンザによる発熱の方も、少なからずいらっしゃいましたが、この時期にインフルエンザに罹りますと、出席停止の時期が入学式や始業式にかかってしまい、新学期そうそう出席できませんので気をつけてくださいね。

t_03.gifのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像

Index of all entries

Home > Archives > 2012年4月 Archive

Calendar
« 2012 4 »
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
月別リスト
リンク集
タグクラウド
RSS購読

Return to page top