今日外来は、今まで多かったインフルエンザの方がほとんど見かけなくなり、代わりに胃腸炎や溶連菌感染症の方が目立つようになってきました。
さて昨日は、横浜で開催された日本外来小児科学会の春季カンファレンスに、当院のスタッフ5名と一緒に参加してきました。
今回は園・学校保健勉強会の開催も一緒でした。
午前中の園・学校保健勉強会では、最初に東日本大震災の被災地である岩手県の、みうら小児科の三浦先生から、「グリーフケアキャンプに参加して~被災地の子どもたちとともに~」と題して、岩手県被災地の子供たちが元気になるよう、悲しみを乗り越える一助となるよう、諸団体と協働して行なった「野外体験活動」について報告して頂きました。
"グリーフケア"とは、大切な人を亡くし、大きな悲しみに襲われている人に対するサポートのことです。
震災のことを忘れ、「素晴らしい仲間」「生きる力」「希望」を実感できるよう、「笑顔で楽しい思い出」を得る場所と時間となるよう、活動されました。
その話の中で、被災地のお子さんは過度にはしゃいだり、人と接触したがるなど、年令に合わない行動が目立ったそうです。
やはり震災後の心の傷が残っており、その解決のために、「とにかく接する」、「一緒に遊ぶ」、「笑顔を絶やさずに接する」ことの重要性を話されていました。
多くの震災の写真とともに、それを乗り越えようとする子供たちと周囲の人々の暖かいサポートに胸が打たれました。
まだまだ震災は終わってはいないことを痛感しました。
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