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小児呼吸器疾患シンポジウムに参加して:1)軽症の小児喘息のマネージメントについて「Early Supporting Use 」  


 
先週末に東京で開催されました、小児呼吸器疾患シンポジウムに参加してきました。

一番目の演題は、東京慈恵会医科大学小児科の准教授の勝沼俊雄先生のお話でした。


2012080417440000.jpg 内容は、小児の軽症の気管支喘息についてです。

小児科の外来を受診される喘息の多くのお子さん(ほぼ三人に一人くらい)は、喘息の発作が季節的に発作を起こすか、もしくは月に一回程度の発作しか起こらない、いわゆる軽症のお子さんです。

発作の回数も少なく症状も軽いため、ついつい"そのうち大人になったら治るだろう"と思われがちですが、実はこのような軽い喘息のお子様でも7歳までに治らないと、40代の大人の時期までも半数くらいの方が喘息を引きずっていて、治りづらいことが多いと話されていました。


「軽症の喘息のお子様でも、しっかりと診断をして、状態を評価し、治療を含めてしっかりと経過を見てゆくことが大事!」 ということです。


また、喘息の子どもさんの多くは、風邪をひくと発作が起きて症状が悪化しやすいのですが、このような時に早めに気管支を広げる薬(気管支拡張薬)などを使用すると、症状の改善が早く、呼吸状態も早めに楽になるという全国の他施設の共同研究結果を報告されていました。


早めに治療して、早めに治す : Early Supporting Use を 提唱されていました。


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