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子どもたちを守る予防接種(ワクチン)スケジュールについて(5:麻疹風疹ワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、ムンプス(おたふくかぜ)ワクチン)


 麻疹風疹ワクチンは、生後1歳の時期生後6歳の小学校入学前の二回の時期に接種するようになっています。最近では接種率も向上し、全国的にもほぼ90~95%の小児が接種しています。しかしながら暫定措置として行われてきた中学生や高校生の接種率は80%程度の地域も多く、大学生や社会人になってから麻疹(はしか)風疹にかかる人が出てくる危険性が有ります。

事実昨年から全国的に風疹が流行してきていますが、この流行でかかっている人の多くは子どもではなく成人の男性です。男性も風疹のワクチンを接種するようになってきたのは約30年前からで、それ以前は中学生の女子に接種が薦められてきました。その結果風疹の免疫がない成人男性が取り残された状況のようです。麻疹でも風疹でも、脳炎や肺炎などの重い合併症を引き起こすこともあり、接種が不確かな方は確認して是非接種するようにしてください。

 水ぼうそうワクチンムンプスワクチンも、これらの病気によって脳炎や肺炎、難聴など主合併症を起こすこともあり、予防するワクチンとして重要なワクチンです。しかしながらこの両者とも定期接種ではなくて任意接種なので、全国的にも接種率はまだ40~50%と低い状態です。そのため保育所や幼稚園などでひとたび流行が起こると、数か月にも渡ってあとからあとから感染していって、園全体に感染が広がるケースが多くあります。

今まではこの二つのワクチンは通常1回の接種でしたが、先進国では2回接種するスケジュールが組まれており日本でも2回接種する方も多くなってきました。2回目の接種は水ぼうそうワクチンは1回目の接種後に早ければ3か月後からは2回目の接種が推奨されていますし、ムンプスワクチンは1回目を1歳の時に接種して、2回目を3~6歳の時に接種するスケジュールが推奨されています。

 いずれのワクチンも、詳しくは日本小児科学会のHPか、VPDを知って子どもを守ろうの会のHPに載っていますので、是非一度参考にご覧になってみてください。


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