- 2012年2月 2日 17:04
- 小児科
先週の水曜日(1月25日)に旭川市役所において、旭川小児科医会会長と共に、子育て支援部、子育て支援課、母子保健係の方々と、約2時間超にわたり懇談を持ちました。
内容は
1)4ヶ月健診、1歳6ヶ月健診、3歳児健診などの旭川市の乳幼児健診への応援体制について。
2)BCG、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、三種混合ワクチン、麻疹風疹ワクチンなどの予防接種の進め方と、保護者の方へのお知らせについて。
3)赤ちゃん訪問、子育て支援、幼児相談などの母子保健への自治体と小児科医とのお互いの協力について。
そして、最近全国でも問題になっております
4)旭川の小児の休日・時間外救急当番医体制が、崩壊の一歩手前の危機的状況である現実と、それを回避すべく、今後より良い小児救急医療を維持するための小児医療体制の維持について。
などについて意見交換が行われました。
お互いに人員的な不足、財政的な不足、将来的な業務の過剰な増加などの問題を抱えて、毎年のように頭を悩ませていますが、より良い母子保健環境や乳幼児・小児医療のために、今回市役所という行政と、旭川小児科医会という小児医療の現場が、顔を合わせてひとつのテーブルを囲んで、色々と意見を交換できたのは非常に良いことだと思います。
すぐには結論が出ない問題ばかりですが、今回のような話し合いを更にどんどんと回数を重ねることにより、お互いの距離感も縮まり、小児医療に対する相互の認識のズレもなくなって、旭川市の子供たちへの良い医療が提供できるのでは、という期待感を抱かせる懇談でした。
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- 乳幼児健診、予防接種、子育て支援についての旭川市との懇談 from 旭川市小児科【土田こどもクリニック】